花と史跡を巡る館林名所七所

尾曳稲荷神社「写真」尾曳稲荷神社

大袋城(城沼南岸)城主赤井山城守照光、年賀の途次童子らに捕らえられた狐児を救った。その夜更け一老翁が顕れ、子狐が助けられた礼を述べ、館林が要害堅固の地と説き移転を奨めて姿を消した。その年の七夕の夜老狐が顕れ、尾を曳いて城郭の縄張りを先導して夜が明けた。別れに際し「築城完成の暁は永く城の守護神に仕えよう。私は稲荷の神使 新左衛門である。」といい終わるや姿を没した。照光はこれによって築城し、その名も尾曳城と号し、城中に稲荷郭を設け、社殿を造営して当神社を奉祀した。現存する初曳稲荷は尾の曳き初め、夜明稲荷は曳き終わりの場と伝えられる。

藤の弁財天藤の弁財天「写真」

「弁財天」は、本来古代インドのサラスバティーという河の神様で、水神・農業神として崇敬されたものです。八本の手に弓矢・刀・金剛杵などを持っていましたが、後には、手が二本になり、琵琶を抱く芸能の神様に変身しました。この両者の姿を江の島の弁財天堂で見ることが出来ます。水神・農業神とは、豊饒を司る神です。水のほとりに弁財天堂が多いのはこのためです。水の神であるため、水辺を好む蛇と関連して、弁財天堂には蛇が祀られていることがあります。豊饒は財宝となり、福の神となりました。さらに、豊饒をもたらす智慧の神とされ、和歌や音楽の神・芸能の神となりました。


イベント

毎月第3・第5土曜日 骨董市

お問い合わせ

尾曳稲荷神社

〒374-0019 群馬県館林市尾曳町10-1
TEL:0276-72-1293

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