花と史跡を巡る館林名所七所

善導寺「写真」善導寺

和銅元年(七〇八)行基菩薩にによって開創された善導寺は、天正一八年(一五九〇)榊原康政侯が館林城に赴任した折、榊原家の香華寺として百石を付与されました。その後、長く歴代住職法燈護持に尽力し、教化当地に普く及ぶに至りました。

すみれ・しだれ桜の毘沙門天すみれ・しだれ桜の毘沙門天「写真」

毘沙門天(王)は、閻浮提(えんぶだい・古代インドの宇宙説で、須弥山<しゅみせん>を中心とした世界・私たちの住んでいる世界)の北方の護衛に当たり、仏法を護持し、財宝豊穣(富みて豊・富裕に同じ)の善神としてインド及び西域(中国の西部)において広く信奉され、経典には多聞天王自ら神呪(言葉では説明できない特殊な霊的な力のある秘密語・呪文に通じる)を説き、「この呪を誦持(常に唱え祈ること)すれば常に災厄なく、如意宝珠及び伏藏(地中に秘め隠された財宝)・神通自在を獲得し、所願皆成ぜしめん」と誓われた事が記されている。又時に、戦勝の神としても崇拝された所から、戦国時代には多くの武将が守護神として念持した。当善導寺に伝わる毘沙門天は、新田義重候の守り本尊として日夜礼拝念持していたと伝えられている。


イベント

1月1日 初詣

お問い合わせ

善導寺

〒374-0004 群馬県館林市楠町3692
TEL:0276-72-1259

トップへ戻る